何年も婚活をしていますが、一向に彼氏ができません。
私は34歳の独身です。もう彼これ3~4年合コンなどに参加して婚活をしていますが、まったく彼氏ができません。飲みに誘ったりしても1回は行けるのですが、その後2,3回とは続かず、結局何もなく終わってしまいます。
たまに何度か飲みに行けた人がいてもすぐそういう関係になってしまい、『付き合う気はない』と言われ、肉体関係だけがだらだらと続いてしまいます。
周りの子たちは結婚して子供もいて幸せになっているのになぜ私は幸せを掴めないのでしょうか。何が足りないのでしょうか。
何をしても楽しめず今は気分も落ちていて、出会いの場に行くことすら苦痛です。
ご質問ありがとうございます。
ご質問者様は私と同じ年齢ということで、ご質問者の『結婚に焦る気持ち』というのは私もよくわかります。
第二次結婚ブームも去った頃ですよね。今は第二次ベビーブームの頃かと思います。
数年前まではFacebookの写真は旅行やおしゃれなレストランの食事風景などが主だったものが、気が付けば小さなお子さんの誕生日会、おでかけ、その他何気ない日常の一コマに変わっていることでしょう。
SNSですらそうなのですから、現実はもっとこのような変化が目まぐるしいであろうことは想像に難くありません。
そんな変化の連続の中自分を振り返ると、何一つ変わっていない。いや、むしろ何もかもが手から滑り落ちているような錯覚に陥る瞬間があるのではないでしょうか。
『あの子が掴めた幸せは私の手から滑り落ちていってしまった』
こんな風に感傷的になっているのではないですか?
ご質問者様のお心を思うと私の目頭も熱くなり、今向かっている画面が滲んできてしまいます。
でも大丈夫です。ご質問者様は幸せを掴めないのではありません。まだその時期が来ていないだけなのです。必ずご質問者様には幸せをつかめる日がやってきます。だってそうでしょ?
ご質問者様はこんなに素敵な女性なのですから。大丈夫。必ず結婚できます。子供にも恵まれるでしょう。人生を憂うことなどせずに、いつかくるであろう幸せを待っていてください。
さて。
ここまで長々と書かせていただきましたが、上記のような事は多分もう何百回と色々な方に言われてきているのではないでしょうか?
大丈夫!その時が来ていないだけ!信じよう!
まるで魔法のようなこの言葉たち。
これを口にしたりされたりしただけでなんとなく大丈夫な気になったりしてはいませんか?
確かに言葉は『言霊』とも言いますし、言葉にすることで本当になったりすることも稀にございましょう。稀に。
そんな神憑り的な事に祈りを捧げて、34歳という崖っぷちとも言える時間を費やしたいというのならば、このあと私が記すことは読んでいただかなくて結構です。時間の無駄になります。
どうぞ近くの神社にでも行ってご質問者様が支払える最大の額の賽銭を投げ入れて、高々と鈴を鳴らしてお祈りしてきてください。
全く信心深くない私ですが、少しでもご質問者様の願いが神様に届くよう陰ながら応援させていただきます。
いやいや大丈夫じゃないじゃん、神様なんかもう何百回もお願いしたわ!それでも無理なんだけどどうすんのよ!?
神頼みなんかしてらんない!そんな四面楚歌のような状態にご質問者様がいるのであれば、あくまで私が34年間生きていて見て聞いて体験したものの中から『実用的』と思えたものだけアドバイスさせていただきます。
その前に一つ気になったことがございます。
まずご質問文からもご質問者様の結婚したいという気持ちはとても伝わってきました。これだけの短文で伝わるのですから、実際にお会いした方は私以上にご質問者様の結婚願望の強さは伝わっているのではないでしょうか。きっと二人で飲みに行った男性たちにも伝わったことでしょう。
さて、そんな結婚願望をギラギラとさせた女性と二人で飲みに行った後、ではまた次回も会おうと男性は思うでしょうか。
私が男性の立場でしたら、ご質問者様が余程の好条件でない限り次は絶対に行きません。
なぜなら?
次に飲みに行こうものなら必ず結婚を前提に付き合わなくてはいけないと思ってしまうからです。
結婚において男性と女性、どちらがより多くを背負うかはそれぞれの価値観や社会性で変わってはくるので一概にこれが答えだとは言えませんが、ご質問者様が相手の男性を養って私が一家を支える!や、全ての責において平等でいたい!という考えでない限り、男性の方が経済的な責任が多く問われることは間違いないでしょう。そうなってくると男性は色々決断しなくてはならないのです。
“今ある時間、お金、それらを投げうってでもこの女性と一緒になりたいか”
それ以外にも色々決断することはありますが、まぁこれが一番大きな決断と言えるでしょう。
結婚とはあくまで戸籍上の契約なので本来ならばこんなことは考える必要がございませんが、それは今の日本ではあまりに現実的ではございません。
なので、男性はかなりの覚悟を決めてからでないと『結婚』というステージに踏み込めないのです。
そんな一大事の覚悟を、1,2度会っただけの女性に決意できる男性はまずいないでしょう。
いたら私が欲しいものです。
大体の男性はその覚悟を決められない為、『結婚してくれるの!?』と目をギラギラさせている女性とは二度目の逢瀬はなくなってしまっているのだと思います。
『確かに結婚はしたいけど、別にあってすぐに結婚してって言ってないし、そんな話もしていない』
こんな反論ももちろんあるでしょう。
確かにご質問者様は結婚を迫るような内容の会話はしていないでしょうし、会ってすぐの男性と結婚しようとも思っていないでしょう。
だがしかし。
ご質問者様は少なくとも相手を『結婚相手に相応しいか否か』で値踏みはしていることでしょう。
もちろん値踏みをするなとはいいません。結婚云々なしにしてもある程度相手を見極めようとすることは大事だと私は思います。
しかし『結婚相手に相応しいか否か』だけに固執してまうと、本来の相手の良さがほとんど見えなくなってしまいます。
さてここで一つ例え話を。
二人の男性がいたとします。
A君は、人当たりがよく話も上手く人望もあるが仕事は低賃金で契約社員。
B君は、あまり他人に思いやりがある態度は見受けられず自分から話をする気は全くないが一流企業に勤めていて高収入。
この二つの条件の男性が目の前に現れた時、きっとご質問者様はB君に行くのではないでしょうか。
『多少性格に難があり話も続かないけど、仕事はちゃんとしてるし結婚したら苦労しなさそう』
では、B君と順調に交際に発展し結婚まで行ったことを想像してみてください。
家庭内でもほとんど会話が成立しないでしょうし、彼の収入で生活しているあなたに対して思いやりのある対応ができるとは思えません。
そんな人と残りの人生を歩んで本当に楽しいのでしょうか。
少なくとも私はそれを幸せだとは思えないので、あまりお勧めはできないでしょう。
次はA君を選んだ場合、まず彼とは会話に困ることはないでしょう。ご質問者様が自ら会話を展開させるのが苦手なタイプであれば彼のような人と一緒にいると、とても楽にその場の雰囲気を楽しめるのではないでしょうか。それに彼には人望があります。たとえ彼が結婚相手の対象にならなくとも、彼のお友達やそのまた友達にも期待ができるのではないでしょうか。もっと言うと、彼が低賃金の契約社員という不安定な職でいるのには何か理由があり、それを聞いたらあなたは彼のその部分を気にならなくなるのかもしれません。
なにも私はA君を選べ、B君を選ぶなとは言っていません。
しかし『結婚相手に相応しいか否か』という一点のみで考えてしまった場合、A君の可能性にも気が付けないし、B君の明らかな欠点にも気が付けないのではないでしょうか。
この歳になって、結婚はお金じゃない愛だ!などとぬかすつもりは毛頭ございません。
毎日の衣食住にそれ相応の金銭が発生する以上、それを共にする相手にはそれなりの経済力を求めるのは当たり前だと思います。
ただ最初からその部分だけに焦点を当てるのは大変危険だと言っているのです。
冷静になってよく考えてみてください。
そんなに経済力があって結婚願望もあるにも関わらず、なぜあなたと出会うまで結婚できなかったのか。
余程のことがない限り、何か重大な欠点があるとみて間違いないでしょう。
話を戻しましょう。
ご質問者様のあふれ出る結婚願望をどうやったら隠せるのか。
別にそれは隠さなくていいと思います。
はぁ?今までの御託はなんだったんだよ!?とお怒りのことと思いますが、落ち着いてください。
隠さなくてもいいのです。ただ『結婚することが全て』でなければいいのです。
わかりやすく言い換えますと、
『俺は子供が欲しいから子供を産んで育てられる女が欲しい』と言われるのと、
『暖かい家庭を築いていくのが夢で、そこに明るくて楽しいことを一緒に探せる奥さんとゆくゆくは子供が生まれて、遊園地とかいけるといいなー』と言わるのでは、どちらのほうがご質問者様としては印象がよろしいでしょうか。
どちらも女性に、『子供を産んで育てろ』ということを望んでいて、大差はございません。
でも受け手としては明らかな差がありますよね。
子供を産んで育てる道具としてしか考えていないとも取れる前者と、あなた個人ときちんと向き合い、子供はあくまでそんな二人の人生の中で作っていけたらいいねと取れる後者。
私は経験上前者も後者も言われたことがございますが、前者の男性との結婚はまずありえないと感じました。
私は彼の子供生産機ではないからです。
これを踏まえて少し考えてみてはどうでしょうか。
ご質問者様が今まで婚活中に知り合った男性たちをどのように品定めしていたかを。
もし『結婚相手に相応しいか否か』を焦点にし過ぎていたと思える節があるのでしたら、少し『異性としてではなく人として付き合っていけるかどうか』という見方で見てはどうですか。
それだけできっと2,3回のデートに繋がることと思います。
人間だれしも、数字ではなく自分の本質を見ようとしてくれる相手には好印象を抱くものですからね。
そして2、3回とデートを繰り返すうちに、『結婚相手に相応しいか否か』を考えても遅くないと思います。
34歳という限られた時間です。無駄に時間を使えとは言いません。
ですがどんな人でも1回の逢瀬で人生の大きな決断を出来ないということは、努々お忘れないよう願います。
そして最後になりますが、肉体関係だけがだらだら続いてしまうということへの回答ですが、やめなさいとしか言えません。
私は別に肉体関係だけの関係を否定するつもりはございません。
その関係の先にあるリスクを背負って尚、お互いがよしとするならなんの問題もないと思います。
だけど片一方が僅かでも快楽以外のものを相手に求めているのならば、もうそれは肉体関係だけの関係とは言えないでしょう。
一方にとっては『肉体関係だけの関係』ですが、もう一方にとっては『いつか恋人又は奥さんにしてもらえるかもしれない関係』なのですから、そもそもこの関係は破たんしています。
そんな破綻した関係は必ず我慢している方に負担がかかります。
大抵それは女性でしょうし、ご質問者様も女性ですね。
我慢をしていいことなど恋愛関係においてはまずないと言い切れる自身がございます。
そのような関係で得るのは、せいぜい夜の営みで男性をどう喜ばせられるかくらいのものでしょう。
そんなもの今後お付き合いを始めた彼と見つけていけばいいのであって、そんな男との間に見つける必要はございません。
そしてやめなさいという一番の理由はこれです。
その男がいる限りあなたは絶対にまともな男とは付き合えないからです。
何故なら、そんな男性でもあなたにとっては自分を女として必要としてくれる存在だと勘違いしてしまうことです。
必要とされているから新しい男性を見つけることがどこか億劫になってしまう。
具体的に言うと、
・レスポンスの悪い男性には一切アタックしない。
・ある程度の努力が必要な男には初めから手を出さない。
そしてこれはかなり書くのを躊躇ったのですが、ご質問者様が望む幸せを是非とも手にしてもらいたいという一心で書かせていただきます。
今、ご質問者様が関係を持っている男性はあなたのことを体のいいただでやらせてくれる風俗嬢くらいにしか見ていないということ。
もちろん反論はあると思います。
肉体関係はあるが彼は友達だとか、二人でいる時は本当に楽しい時間を過ごしている等々ありますでしょう。
それでも断言できます。
彼はあなたのことをただでやらせてくれる女としか見ていません。
そしてこれはもっと傷つける事実でしょうが、そういう男性は高確率でそのことを仲間内に話します。
その内容はさすがに伏せさせていただきますが、ご質問者様が聞いたら二度と立ち直れないであろう内容だということを察していただけば幸いです。
このような事実を認めて尚、彼との関係を続けるのであれば(たとえそれが肉体関係がなくなったとしても)私は止めません。ご自由にどうぞ。
長々と書かせていただきましたが、どうかご質問者様にとって素晴らしいご縁がございますことを心よりお祈り申し上げます。